よく「教員の質が下がった」・「不祥事が多い」ということを聞きますが、
前者に関しては教員採用試験の倍率もものすごく下がっており、
私が勤めている小学校に関して言えば2024年度採用は受験者数2274人に対して
2005人が合格。倍率としては1.1倍でほぼ「誰でもいいから合格させる」状態といっても差し支えない状態です。「質が下がった」といわれるのも仕方がないですね。
それと同じくして後者の「不祥事が多い」ということは前者に関連付けて「まあそうだろうな」と予想できる内容ですよね。しかし、実際に働いていて合格してくる方たちは能力の有無はともかく本当にまじめな方が多い印象です。
そもそも最初から「不祥事を起こそう」なんて思いながら働く方なんてほぼいないと思うんですよね。忙しかったりストレスがいろいろとたまったりして、自制が利かなくなってへんなことをしてしまう・・・そんな状態かと思います。
僕自身8年間しか教員をやっていませんが、まじめな先生方ほど疲れている・・・そんな印象です。僕も頑張っているときは土日も授業づくり、ほぼすべての時間を子供に捧げていても「楽しい」と思える感じでしたが、結婚等もあると、「家族も大切にしたい」という気持ちもあり、教員という仕事に全力を出せない状況になってきました。
長くなるので、また次回の記事で書ければと思います。