ないんですけど、っていうことありますよね。
自分の意図していない意味に言葉が伝わること、
それは別に異国の人同士に限らず、日本人同士、家族同士でさえあります。
僕は今非常勤講師として働きながら、
絵本作家目指して絵を描いたり、Youtubeの動画少し上げたり、
自分のサイトでプリントあげたりしているんですけど、
今回は非常勤講師のお話。
昨今の教員事情は、まあニュースでお騒がせしている通り、
変な人もそこそこいるし、社会的地位も低いし、
東京都の小学校教員なんて倍率1.1倍切っているから
ほぼだれでもガバガバではいれますし。。。という状態です。
そして、そういう環境ですので、真面目でちゃんとしている人は、
結構心や体を壊しがちです。
人員が足りていません、ほんとに。
だから、僕みたいなテキトーに生きている人間でも、
非常勤講師として雇われるわけです。
そして今、特別支援学級の授業と、通常学級の授業を
どちらも担当しています。
ただ、後者の通常学級の授業に関しては期間限定で引き受けました。
産休に入られる方が、入るまでの期間「体育だけ」をやるということで。
そんな中、この間管理職(校長)が授業にふら~っとやってきたので、
「産休代替の先生って決まったんですか?」と軽ーく聞いてみました。
決まらない場合、僕が期間限定ではなくずっと体育をもってくれーなんて
ことになってしまうかなーなんてことをちょっと念頭に入れていたからです。
そしたら、「決まってないんだよー、人がいなくて。。。」とのことでした。
「えーこまりますね、たいへんだあ」と軽く話してその場は終わりました。
これで終わればなんてことないんですけどね。
後日、他の人から聞くと、
校長が「○○先生(僕)が産休代替やってくれるかも。」みたいなことを
言っていたらしいです。いやいや、そんなつもりないで聞いていないんですけど。
その話は結局、特別支援の教員の方が、
「○○先生(僕)がいなくなると困る」と言ってくれたみたいで、
校長も「(僕に先に話付けて)決まってから話せばよかったー」なんて
冗談交じりに言っていたみたいですが。。。
僕自身に関して言えばやれと言われたところで全力で楽しむだけなので、
どの学級・学校でも構わないんですけど、
本当人材が足りないんだなあと感じるのと、
言葉って難しいなあということですね。
恐らく人材が足りないということがなければ校長も
僕の言葉を「やってもいい」という風には捉えなかったでしょうし。
さて、大人でさえ「そんなつもりじゃ」と思うような言葉のやりとりがあるんですから、子どもはさらに「そんなつもりじゃ」ということが多いです。
「死ね」「消えろ」という言葉を普通に使う子供たちの、次の一言が
「こっち来て」「これ見て」「大好き」みたいなことはよくあるわけで。
でも意外と大人でも傷つくんですよね、僕も子供のころはよくわかりませんでした。
こういう言葉が平然とたくさん使われていくと、先生たちの心も疲弊して、
すり減って摩耗して、死んでいきます。
そういう先生たちを見ていると、やるせないですね。
僕自身も疲弊して鬱になりかけて毎日死にたいときもありましたが。
問題が大きすぎてどこから手を付けて変えていけばいいのかわかりませんが、
先生が病気になってから、誰かが不登校になってから、
「そんなつもりじゃ」
なんて言ったって意味ないわけで。
そんなことにならないように、日々の自分の言動にも気を付けていきたいなと
思った次第です。ではでは、いい一日を。